製品情報

生活に欠かせないアルミ製品。
その中にも先端技術や工夫が盛り込まれています。

UACJ押出加工名古屋は、自動車分野を中心に輸送機器、産業機器で使用される管、形材などを製造しています。
高強度や難形状のアルミ素材や加工技術を駆使し、お客様の多様化するニーズにお応えしています。

実用例マップ 実用例マップ
自動車二輪車熱交換器・配管快削合金自動車二輪車熱交換器・配管快削合金

自動車

バンパーなどの構造部品や、ABSなどの油圧機器、鍛造用の素棒など軽量化と信頼性の部品には、従来よりアルミニウム合金が適用されています。
近年、特にEV車の普及をきっかけに、耐食性と強度を兼ね備えた合金の形材が世界的な標準になりつつあります。
新たに導入した高性能の焼入装置を備えた最新式の大型ハイブリッド押出機は,これらの合金の製造を可能にし,さらに複数の形材を一体化して剛性を確保しつつ,薄肉軽量とした構造材の供給を可能にします。

自動車
バンパー

バンパー

自動車熱交用配管材

自動車熱交用配管材

多穴管断面

多穴管断面

二輪車

モトクロッサーやトレールバイクなどのオフロードバイクには、軽くて激しい動きにも耐えうる強度が必要です。現在、最も強度の高い量産合金は超々ジュラルミンですが、その昔、ここ名古屋から世界で初めて世に送り出されました。
その後も溶接を可能にする合金設計や中空形材を作る製造技術など、隣接するUACJ・R&Dセンターと連携しながら研究・開発を続けることで、現在その技術は二輪分野にも受け継がれて、各メーカーの手によって、世界中に信頼と高性能をお届けしています。

二輪車
フロントフォーク

フロントフォーク

フレーム

フレーム

リム

リム

熱交換器・配管

アルミニウムは比較的熱伝達のよい材料としても知られています。その特性を踏まえ、さらにアルミニウムの加工性の良さを生かして開発されたのが多穴扁平チューブで、熱交換器の内部流路に使用されます。現在では耐食性向上のための亜鉛溶射や、ろう付け用のフラックス塗装など各種仕様に対応しており、海外の関連会社のマザー工場としての役割も担っています。
また、機器間をつなぐ配管についても軽量のアルミニウム管が利用されており、耐食性を高めるために薄いアルミの犠牲層を張り合わせたクラッド管をご提供していますが、その独創的な量産技術は他の追随を許さず、オンリーワン製品であり続けています。また、これらの製品は軽量、高効率のためカーエアコン用として普及が始まりましたが性能や工事の観点から、据置用のエアコンにもアルミが注目されています。

熱交換器・配管
連続抽伸菅

連続抽伸菅

快削合金

快削合金とは本来,母相よりも低融点の金属を分散させることで、切削時の断熱変形での発熱を利用して切り屑を分断し、その処理性を上げた合金です。機械加工のコスト低減に役立ちます。
歴史的に低融点元素としては鉛が使用されていましたが、1990年代には鉛フリー材を開発し、名古屋製作所からお客様にお届けする製品に関しては、その中に含まれる鉛量をゼロ化しました。また、安定した寸法精度や強度などの品質を保証するため、早くから間接押出機や竪型焼⼊設備を導⼊しています。

快削合金
A2017 一般材

A2017一般材

CB156-T8 鉛フリー改良材

CB156-T8鉛フリー改良材